宝石は星を羨み、星は宝石を羨む

宝石は星に言った

「君はいつも輝いていて羨ましいよな、僕は君のように輝くことができない、光がないと輝くことができないダメな存在なんだ」と

 

すると星は宝石にこう言った

「僕の輝きなんて大したことはないさ、なんだって僕の周りには同じような奴らが無限にいるからね」

星は続けてこういった

 

「それよりも、君の美しい色が羨ましくてしょうがない、君は光がないとダメだといったが光があると誰よりも美しく輝けるじゃないか!僕なんて輝いても結局有象無象の存在なのさ」と

 

会話を聞いていた石ころが二人にこう言った

「君たちはお互いに持っているもので満足できないのかい、僕は君たち二人が持っているものを持っていないけれど今に満足しているよ」

 

「もしかしたら、この中で一番幸せなのは僕なのかもしれないね」と続けて石ころは言った

 

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